◎現場は首都プノンペンの西方に位置するコンポンスプー州郊外。爆発の原因は明らかになっていない。
2024年4月27日/カンボジア、コンポンスプー州、爆発があった軍事基地(Getty Images)

カンボジアの軍事基地で爆発があり、兵士少なくとも20人が死亡、数人が負傷した。政府が27日、明らかにした。

それによると、現場は首都プノンペンの西方に位置するコンポンスプー州郊外。爆発の原因は明らかになっていない。

フン・マネット(Hun Manet)首相はフェイスブックに声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表し、関係閣僚に爆発の原因を究明するよう命じたと明らかにした。

地元メディアが報じた映像には屋根が吹き飛んだ建物が映っていた。

現場の将校から報告を受けたという陸軍報道官はSNSに、「4棟の建物(3棟は倉庫、1棟は作業施設)が破壊され、数台の軍用車両が損壊した」と書き込んだ。

それによると、近くの集落の家屋も被害を受けたという。

国営テレビは専門家の話しとして、「最近の高温で弾薬や火薬が劣化し、爆発を引き起こした可能性がある」と伝えている。

コンポンスプー州の27日の最高気温は39度であった。

爆発を目撃したという近くの住民は国営テレビの取材に対し、「午後2時30分頃に大きな爆発音が聞こえ、その後、さらに1時間ほど爆発が続いた」と語った。

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