◎捜査当局は携帯電話を没収されたことに腹を立てた14歳の生徒が火を放った疑いがあると報告している。
2023年5月22日/ガイアナ、首都ジョージタウン郊外、全焼した中等学校の女子寮(Getty Images)

南米ガイアナ・首都ジョージタウンの郊外にある中等学校の女子寮で昨年発生した火災について、生存者2人の両親が政府を訴えた。地元メディアが22日に報じた。

火災はジョージタウンの南方約320km、ブラジル国境近くの町にある中等学校の女子寮で5月21日深夜に発生。生徒19人と寮管理人の5歳の息子が死亡した。

地元メディアによると、生還した生徒2人の両親は政府に5万ドルの賠償金を求めている。

捜査当局は携帯電話を没収されたことに腹を立てた14歳の生徒が火を放った疑いがあると報告している。

両親の弁護団は記者会見で、「政府は学校の運営に必要な防火設備を適切に設置し、職員向けの避難訓練も行っていなかった」と語った。

予備審問の日程は決まっていない。

警察によると、火災発生時、寮の入り口には鍵がかけられていたという。寮の管理人は「第三者の侵入を防止するためだった」と証言したとされる。

中央政府は昨年7月、20人の家族に見舞金2万5000ドルを支払うと発表した。

寮に火を放ったとみられる生徒は保護観察所に送られている。

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