C&Mソフトウェアのシステムにサイバー攻撃、ブラジル中銀が発表
C&Mは声明で、顧客の認証情報を不正に使用してシステムやサービスへのアクセスを試みる攻撃が確認されたと明らかにした。
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ブラジル中央銀行は2日、金融機関向けに技術サービスを提供するC&Mソフトウェアのシステムがサイバー攻撃を受けたと発表した。
中銀は攻撃の詳細を明かさず、声明でC&Mに対し、同社が運用するシステムインフラへの金融機関のアクセスを停止するよう命じたと明らかにした。
C&Mは声明で、顧客の認証情報を不正に使用してシステムやサービスへのアクセスを試みる攻撃が確認されたと明らかにした。
また同社はシステムやサービスにアクセスするために顧客の認証情報が不正に使用されたと述べた。
同社によると、システム本体は完全に機能しており、すべてのセキュリティプロトコル対策を実施中とのこと。
同社は中銀およびサンパウロ州警察と協力して、現在進行中の捜査に協力していると付け加えた。
ブラジルの金融機関BMPの広報担当は2日、ロイター通信の取材に対し、C&Mのシステムへのサイバー攻撃は6月30日に確認され、同社と他の5機関が準備金口座への不正アクセスを受けたと語った。
また広報担当は「顧客の口座や内部残高に影響はない」と強調した。