◎ハリス陣営はトランプ氏に再戦を受け入れるよう促している。
2024年9月21日/米ノースカロライナ州ウィルミントン、ファイティングポーズを取るトランプ氏(Getty Images)

米国のトランプ(Donald Trump)前大統領は21日、秋の大統領選に向けた2回目のテレビ討論会に参加しないと表明した。

ハリス(Kamala Harris)副大統領は10月23日のCNN討論会を受け入れたが、トランプ氏は「もう投票は始まっている。ハリスの決断は遅すぎた」と主張した。

ハリス陣営はトランプ氏に再戦を受け入れるよう促している。

今月10日に行われたABC討論会に関する世論調査は大多数がハリス氏の勝利を支持していた。

トランプ氏はこの討論会後、「私はハリス氏に圧勝したことに満足しており、別の討論会に参加する予定はない」と述べていた。

トランプ氏はノースカロライナ州ウィルミントンの共和党集会でABC討論会での勝利を再び主張し、「ハリスの決断が遅すぎたせいで、次の討論会に参加できなくなった」と主張した。「私は次の日にやってもいいと言っていましたが、彼女は連敗を恐れ、回答しませんでした...」

またトランプ氏は10月23日開催を「遅すぎて話しにならない」と批判。「敗北者のハリスはもっと早く決断すべきだった」と述べた。

ハリス陣営は21日、「有権者は11月の投票日前に討論会を見ることを楽しみにしている」と声明を出した。

また陣営は「大統領候補による討論会が1回だけというのは前例がなく、有権者は両候補を並べて見て、政策を比べ、把握したいと考えている」と述べた。

ハリス氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「CNNの招待を喜んで受け入れる。トランプも参加することを望んでいる」と述べていた。

CNNはこの討論会について、6月に行われたバイデン(Joe Biden)大統領・トランプ氏と同じ形式を取る予定としている。

副大統領候補の討論会は10月1日に行われる予定。CBSが主催する。

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