米カリフォルニア州で銀行立てこもり事件、容疑者死亡、人質全員無事
事件は2日の午後1時ごろ、同市中心部にあるチェース銀行が入居するビルで爆弾に関する脅迫通報が寄せられたことを受けて発覚した。
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米カリフォルニア州ベーカーズフィールドで発生した銀行立てこもり事件について、当局は3日、連邦捜査局(FBI)による対応の末にこの事件が終結し、人質全員が無事救出されたと明らかにした。一方、立てこもっていた男は当局との対峙の末に死亡した。
事件は2日の午後1時ごろ、同市中心部にあるチェース銀行が入居するビルで爆弾に関する脅迫通報が寄せられたことを受けて発覚した。現場に駆け付けた警察によると、成人男性が建物内に立てこもり、複数人を人質に取っていた。男は自身の体に爆発物を装着していると主張、当局は周辺地域を封鎖し、大規模な警戒態勢を敷いた。
現場周辺では市庁舎や警察本部を含む複数の公共施設が閉鎖または避難措置の対象となり、周辺道路も長時間にわたり通行止めとなった。警察の危機対応チームとFBIの交渉官が電話などを通じて男との接触を続け、事態の平和的解決を目指した。
交渉の過程では人質の一部が段階的に解放された。警察によると、少なくとも2人の人質が夜までに解放され、その後も交渉が継続された。しかし男は建物内にとどまり続け、膠着状態は深夜から未明にかけて約15時間に及んだ。
当局によると、3日の午前4時20分ごろ、FBIが現場での戦術指揮を引き継いだ後、男はFBI捜査官による発砲を受けて死亡した。発砲に至った経緯は明らかにされておらず、現在も調査が続いている。
事件終結後、建物内に残されていた人質全員の安全が確認された。負傷者は報告されておらず、救出された人質たちは念のため医療機関で健康状態の確認を受けたという。
チェース銀行の親会社であるJPモルガンは声明で、法執行機関と緊密に連携しながら状況を見守っていたと説明し、「最優先事項は関係者全員の安全確保だった」とコメントした。
地元当局は容疑者の身元や動機、実際に爆発物を所持していたかどうかなどについて引き続き捜査を進めている。市中心部を長時間にわたり緊張状態に陥れた今回の事件は、地域社会に大きな衝撃を与えている。
