米タイムズスクエアに乳児置き去り、警察が父親の行方追う
捜査当局によると、事件は4月21日夜に発生。通報を受けた警察官が午後11時すぎ、マンハッタンの西44丁目と7番街付近でベビーカーに乗った女児を発見・保護した。
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米ニューヨーク市マンハッタン中心部のタイムズスクエアで乳児がベビーカーに乗せられたまま放置される事件が発生し、警察が父親の行方を追っている。
捜査当局によると、事件は4月21日夜に発生。通報を受けた警察官が午後11時すぎ、マンハッタンの西44丁目と7番街付近でベビーカーに乗った女児を発見・保護した。女児は生後6か月から1歳程度とみられ、発見当時は意識もあり反応も正常で、目立った外傷は確認されなかった。その後、近隣の病院に搬送され、容体は安定しているという。
警察は女児を現場に置き去りにしたとして、父親の行方を追っている。父親は事件直前、母親との口論の末に女児を連れ出したとみられ、最後に一緒にいる姿が確認されていた。さらに、父親はベビーカーを歩道上で倒したうえでそのまま立ち去ったとみられ、児童虐待や監護権侵害の疑いがある。
現地メディアによると、父親はホームレスで、日常的にタイムズスクエア周辺に出入りしている人物とみられている。警察は周辺の防犯カメラ映像を解析するとともに、通行人に女児の写真を見せて聞き込みを行うなどして足取りの解明を進めているが、22日午前の時点で逮捕には至っていない。
今回のケースではニューヨーク州の「遺棄乳児保護法(Abandoned Infant Protection Ac)」の適用外となる可能性がある。同法は生後30日以内の乳児に限り、病院や警察署など安全な場所に匿名で引き渡すことを認めているが、今回の女児は年齢で対象を外れ、適切な手続きを経ていない放置は刑事責任を問われる可能性がある。
世界有数の観光地であるタイムズスクエアで発生した今回の事件は、市民や観光客に衝撃を与えている。幸いにも女児の健康状態に大きな問題はなかったものの、公共の場で乳児が放置されるという事態は、都市部における子どもの安全確保や家庭問題の深刻さを改めて浮き彫りにした。警察は引き続き父親の特定と拘束を急ぐとともに、事件の詳しい経緯を調べている。
