米フロリダ州留学生2人失踪、1人の遺体見つかる、警察がルーメイトを拘束
2人はともにバングラデシュ出身で、USFの大学院でそれぞれ地理・環境科学および化学工学を専攻していた。
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米フロリダ州タンパのサウスフロリダ大学(USF)で行方不明となっていた留学生2人のうち、1人の遺体が発見され、捜査当局は24日、この事件に関連する人物を拘束したと発表した。ヒルズボロ郡保安官事務所などの発表によると、同大学の博士課程に在籍するザミル・リモン(Zamil Limon、27歳)さんの遺体が24日、タンパ湾にかかる橋の近くで発見された。一方、もう1人の学生ナヒダ・ブリスティ(Nahida S. Bristy、27歳)さんは依然として行方不明のままで、捜索が続けられている。
2人はともにバングラデシュ出身で、USFの大学院でそれぞれ地理・環境科学および化学工学を専攻していた。警察によると、2人は4月16日にそれぞれ別の場所で最後に目撃されて以降、連絡が取れなくなっていた。リモンさんは当日午前9時ごろに自宅アパートで確認されたのを最後に行方が分からなくなり、ブリスティさんはその約1時間後にキャンパス内の建物付近で目撃されたのが最後とされる。その後、17日に知人が警察へ通報した。
警察は当初、2人を「行方不明者」として捜索していたが、その後得られた情報により、生命や身体に危険が及んでいる可能性があるとして、「危険にさらされた行方不明者(endangered)」に指定を引き上げていた。捜査は州および連邦レベルのデータベースでも登録され、広範囲にわたり展開されていた。
事件は急展開を見せ、4月24日、保安官事務所は「捜査に関連する人物」1人を拘束したと明らかにした。捜査員はこの人物がバリケードを築いて立てこもった事案に対応し、身柄を確保したとしている。ただし、拘束された人物の身元や、リモンさんの死との具体的な関係については明らかにされていない。
ABCニュースによると、この人物はリモンさんのルームメイトで、複数の罪状で捜査対象になっている。罪状には家庭内暴力、証拠隠滅、死亡の不申告、遺体の不正取り扱いなどが含まれるとされるが、当局は捜査継続中として詳細の公表を控えている。
一方で、ブリスティさんの行方については依然として手掛かりが乏しく、捜査当局が周辺の捜索を続けている。大学関係者は深刻な懸念を表明し、事件性の有無を含め慎重に調査が進められている。
また、2人は互いに親しい関係にあったとされ、将来的な進路や結婚についても周囲に語っていたと報じられている。家族は2人の性格について、「責任感が強く、真面目である」と述べており、今回の失踪は予測できない事態だったとしている。
警察はリモンさんの死因の特定とブリスティさんの所在確認を最優先に捜査を続けており、事件の全容解明にはなお時間がかかる見通しである。関係当局は追加情報の提供を広く呼びかけている。
