◎国営メディアは17日午後、大統領選の出口調査の結果を一斉に公表し、プーチン氏の当選確実と報じた。
2024年3月17日/ロシア、首都モスクワの投票所(ロイター通信)

プーチン(Vladimir Putin)大統領が6年間の支配延長を決めた17日、ウクライナ軍がロシア領内への大規模ドローン攻撃を開始した。

ロシア国防省は声明で、「領内に飛来したウクライナのドローン35機をひとつ残らず撃墜した」と主張した。

首都モスクワの市長室はテレグラムに声明を投稿。「防空部隊がドモジェドヴォ空港近くに飛来したテロリストのドローンを撃墜した」と書き込んだ。被害の有無は明らかにしていない。

それによると、2機のドローンがモスクワ南方の町上空で。4機がモスクワの北東に位置する西部ヤロスラブリで撃墜されたという。

ヤロスラブリはウクライナ国境から800キロほど離れている。ウ軍のドローンがこの地域まで飛来したのは数カ月ぶりだ。

国防省によると、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州、クルスク州、ロストフ州などではさらに多くのドローンが撃墜されたという。

ベルゴロド州政府は17日、ウクライナ軍が住宅地を砲撃し、16歳の少女が死亡、父親が負傷し、その後の再砲撃で男性が死亡、11人が負傷したと報告した。

南部クラスノダール地方では製油所にドローンが墜落、火災が発生した。国営メディアはこの火災が作業員1人が死亡したと報じている。

一方、国営メディアは17日午後、大統領選の出口調査の結果を一斉に公表し、プーチン氏の当選確実と報じた。

プーチン氏の支配下に置かれる中央選挙管理委員会は票を好きなように操作し、政権が納得する投票率と得票率を発表するだろう。

反体制派はこの選挙を「出来レース」「無理ゲー」と呼んでいる。

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