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スウェーデン、ロシア・ベラルーシ選手のビザ制限を検討、2027年スキー世界選手権に影響も

今回の措置は、2027年2~3月にスウェーデン中部ファールンで開催されるノルディックスキー世界選手権に影響を及ぼす可能性がある。
スウェーデン、首都ストックホルムの通り(Getty Images)

スウェーデン政府はロシアとベラルーシの選手が国内で開催される国際スポーツ大会に参加するためのビザ(査証)について、発給を拒否できる法的根拠の検討を進めている。現地メディアが21日に報じた。国際競技団体から中立選手として出場を認められた選手であっても、スウェーデンに入国できない可能性がある。

今回の措置は、2027年2~3月にスウェーデン中部ファールンで開催されるノルディックスキー世界選手権に影響を及ぼす可能性がある。同大会ではクロスカントリースキー、スキージャンプ、ノルディック複合が実施される。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は複数のロシア選手に中立の立場での出場資格を認めているが、スウェーデン政府がビザ発給を拒否すれば、資格を持つ選手も大会に参加できなくなる恐れがある。

フォシェル(Johan Forssell)移民相はロイター通信のインタビューで、ロシアとベラルーシの選手が国際大会に出場することに対し、政府は強く批判的な立場を取っていると説明。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、両国の選手の参加を認めることは、ロシアの軍事侵攻を正常化する危険があるとの認識を示した。

ロシアが2022年2月にウクライナへの全面侵攻を開始して以降、国際スポーツ界では両国の選手に対する参加制限が広がってきた。ベラルーシはロシア軍の侵攻拠点として利用されている。ロシア側はこれまで、国際大会からの排除措置について、違法で差別的だとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)などで争ってきた。

スウェーデンのスポーツ界も政府の検討を支持している。スウェーデン・スポーツ連盟はビザ規則を巡って政府と協議していると説明。スウェーデン・スキー連盟も、戦争が続く限り両国の選手を国際大会から排除すべきとの立場を維持している。一方、ビザ発給や入国の可否を決定する権限は政府当局にあり、競技団体はFISの規則や政府の決定に従うとしている。

政府は現在、ビザ発給を拒否するための法的条件を分析している段階である。国際競技団体が中立選手としての出場を認める一方、開催国が独自の入国制限を導入できるかが今後の焦点となる。

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