▽トランプ氏は12日、プーチン氏と電話会談し、ウクライナ戦争終結に向けた交渉を直ちに開始することで合意したと発表した。
ドイツ極右のワイデル党首(AP通信).jpg)
ハンガリーのオルバン(Viktor Orbán)首相は14日、トランプ(Donald Trump)米大統領とプーチン(Vladimir Putin)露大統領の電話会談を歓迎し、「ウクライナ戦争が終結すれば、ロシアを西側諸国の経済やエネルギー網と再び結びつけることができる」と語った。
オルバン氏は国営ラジオのインタビューで大好きなトランプ氏を絶賛。「素晴らしい決断であり、まもなく3年を迎えるこの戦争の多くの問題に対する西側諸国のアプローチを転換させた」と述べた。
またオルバン氏は「終戦に向けたトランプ大統領の最近の努力は、モスクワを西側諸国の仲間に引き戻すことになるだろう」と主張した。
「トランプ大統領が和平を実現し、協定が結ばれれば、ロシアは世界経済に再び組み込まれ、ヨーロッパの安全保障システム、さらにはヨーロッパのエネルギーに再び組み込まれることになるでしょう。これは本当に素晴らしいことだ...」
プーチン氏とも親しいオルバン氏は「終戦はハンガリー経済に大きな弾みをつけるだろう。大きなチャンスだ。我々は和平のために全力で働く」と述べた。
トランプ氏は12日、プーチン氏と電話会談し、ウクライナ戦争終結に向けた交渉を直ちに開始することで合意したと発表した。
これにより、ウクライナ問題でロシアを孤立させようとする西側の3年間の努力は突然打ち切られた。
ウクライナと他の欧州諸国はトランプ氏がウクライナに不利な形でロシアと取引するのではないかと懸念している。
しかし、対ロシア制裁に反対してきたオルバン氏はトランプ氏を絶賛。「戦争を終わらせたくない他の指導者たちと違い、トランプ大統領は平和を望んでいる」と語った。
さらに、EU指導部はウクライナ戦争の延長を望んでいると主張。「恐ろしいことに、彼らはウクライナとロシア側で数十万人が死亡していることから目を背け、戦争を続けるよう煽っているように見える」と述べた。