◎ギリシャ共産党は同国における米軍の駐留、ウクライナへの軍事支援、紅海の海上任務に反対している。
2024年3月27日/ギリシャ、中部ラリッサ、米士官候補生のコンサートに抗議する市民と機動隊(AP通信)

ギリシャ中部の都市ラリッサで米陸軍士官学校の音楽バンドのコンサートに抗議する市民と機動隊が衝突した。現地メディアが28日に報じた。

それによると、機動隊は27日遅く、市内の市立劇場前でウェストポイント・グリークラブ(West Point Glee Club)のコンサートに抗議する共産党支持者に催涙ガス弾を撃ち込んだという。

逮捕者や負傷者が出たという報告はない。

ソーシャルメディアで共有された動画には市立劇場の前で横断幕を掲げ、機動隊に罵声を浴びせるデモ隊の姿が映っていた。

27日に予定されていたコンサートが行われたかどうかは明らかになっていない。

ギリシャ共産党は同国における米軍の駐留、ウクライナへの軍事支援、紅海の海上任務に反対している。

地元テレビ局の取材に応じたデモ参加者は「今すぐ米国を含む全ての国との関係を見直し、NATOから脱退したうえで、ギリシャは永世中立国になると宣言すべきだ」と語った。

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