◎7人はトルコ国内の個人・企業のデータを収集し、モサドに売却したとみられる。
イスラエルの対外諜報機関モサドの紋章(Getty Images)

トルコ警察は5日、イスラエルの対外諜報機関モサドに情報を売った疑いで7人を逮捕したと発表した。

それによると、7人はイスタンブール市内で逮捕されたという。

イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「国家情報機関と警察の合同捜査で7人を摘発した」と書き込んだ。

7人はトルコ国内の個人・企業のデータを収集し、モサドに売却したとみられる。

それ以上の詳細は明らかになっておらず、7人の身元も不明。スパイ法違反に問われる見通しだ。

先月にもモサドに情報を流したとされる私立探偵7人が逮捕されている。1月初旬にはスパイ容疑で34人が逮捕された。

この34人はトルコ在住の外国人を「追跡、暴行、誘拐」するなどの活動を計画していたとされる。

トルコとイスラエルは数十年にわたる緊張関係を経て、2022年に外交関係を正常化した。

しかし、両国の関係はイスラエルとハマスの戦争が勃発した後、急速に悪化。NATO加盟国のトルコはガザにおけるイスラエルの軍事行動を最も強く糾弾する国のひとつになった。

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