◎ラーマン氏は首都アンカラで2カ月前にバイク事故に遭い、治療を受けていた。
スーダン、首都ハルツームの大統領府、ブルハン将軍(Sarah Meyssonnier/Pool/ロイター通信)

アフリカ北東部・スーダンの軍事政権を率いるブルハン(Abdel Fattah Burhan)将軍の息子がトルコ国内の病院で亡くなった。国営アナトリア通信が3日に報じた。

それによると、ラーマン(Mohammed Fattah Burhan Rahman)氏は首都アンカラで2カ月前にバイク事故に遭い、治療を受けていたという。

アナトリア通信は外交筋の話しとして、「ラーマン氏は3月6日にアンカラ郊外でバイクを運転中、自動車に接触・横転し、重傷を負った」と伝えている。

それによると、ラーマン氏のバイクが自動車に追突したという。

ラーマン氏はその衝撃で数メートル投げ出され、全身を強打。意識不明の状態で市内の病院に搬送され、集中治療室で治療を受けていた。

スーダンの国営テレビによると、ブルハン氏と家族はラーマン氏が亡くなったという知らせを受けたという。

トルコとスーダンの外務省はラーマン氏の死に関するコメントを出していない。

スーダン軍政と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」は昨年4月から首都ハルツームなどの支配権を争っている。

内戦は部族間紛争が続く西部ダルフールに拡大。アラブ系とアフリカ系部族の対立を激化させ、数千人が殺害されたり、餓死したと推定されている。

この紛争は世界最悪の人道危機に発展。人口の3割にあたる約1800万人が飢餓に直面している。

ソマリア大統領の息子は今年初め、トルコ・イスタンブールの高速道路でオートバイ便の男性を車ではね、死亡させたとして有罪判決を受けた。

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