◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万4000人超、負傷者は8万人近くに達した。
パレスチナ自治区、ガザ南部ラファの検問所近く(Getty Images)

イスラエル国防軍(IDF)によるパレスチナ・ガザ地区南部ラファへの空爆で、子供18人を含む少なくとも22人が死亡した。ガザ当局が21日、明らかにした。

それによると、夫婦と3歳の子供が最初の空爆で死亡。その後、別の空爆で子供17人と女性2人が死亡したという。

保健当局は最初の空爆に巻き込まれた妊婦が生還したと報告している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万4000人超、負傷者は8万人近くに達した。保健当局によると、犠牲者の3分の2が子供と女性だという。

ガザ市を含む主要都市は空爆で壊滅。人口約230万人の約80%が南部ラファなどに身を寄せている。

仲介国によるイスラエルとハマスの停戦交渉は難航している。

イスラエル政府は同盟国の停戦要請を拒否し、ラファへの地上侵攻を本格化させるとみられる。

ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は21日の声明で次のように強調した、「今後数日間、我々はハマスに対する政治的・軍事的圧力を強めていく。我々はハマスにもっと手痛い打撃を与える。すぐにだ...」

米下院は20日、260億ドルのイスラエル支援を含む緊急予算案を可決。上院は早ければ23日にも可決する見通しだ。バイデン(Joe Biden)大統領は直ちに署名すると約束している。

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