◎イスラエル軍の戦車部隊がガザ南部で行動を開始した。
イスラエルの砲兵部隊(AP通信/Yonatan Sindel)

イスラエル軍は3日、パレスチナ・ガザ地区南部への地上侵攻を本格化させた。

地元メディアによると、イスラエル軍はイスラム組織ハマスの撃滅を目指し、南部での地上作戦を開始したという。

AP通信はイスラエル軍の戦車部隊が南部で行動を開始したと伝えている。

イスラエル国防軍の司令官はその後、「同軍の部隊はガザ南部でも強力かつ徹底的に戦っている」と表明した。

また司令官は、「我々はガザ北部で強力かつ徹底的に戦い、現在はガザ全域で地上作戦を展開している」と強調した。

首相府の報道官もガザ南部で地上作戦が本格的に始まったことを認めている。

ガザの保健当局によると、1日に休戦が失効して以来、イスラエル軍の空爆による死者は500人を超えたという。

ハマスは7日間の休戦中に人質110人を解放。イスラエルはその見返りとして刑務所に収監されていたパレスチナ人240人を釈放した。

イスラエル軍は3日朝、ガザ南部のいくつかの地区に避難命令を出し、住民にエジプト国境付近まで退避するよう促した。

イスラエルはハマスが北部から撤退し、南部に拠点を移したと考えている。

一連の紛争によるパレスチナ側の死者は1万5500人超。イスラエル側では少なくとも1200人が死亡している。

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