◎イスラエル軍はジェニン難民キャンプの過激派拠点を急襲し、10代の少年を含む5人を殺害。別の地区で3人を殺害した。
2023年11月25日/ヨルダン川西岸地区、イスラエル軍の兵士(Getty Images/AFP通信)

パレスチナの保健当局は26日、イスラエル軍がヨルダン川西岸地区でパレスチナ人8人を殺害したと発表した。

それによると、イスラエル軍はジェニン難民キャンプの過激派拠点を急襲し、10代の少年を含む5人を殺害。別の地区で3人を殺害したという。

イスラエルとガザ地区のイスラム組織ハマスの一時休戦は3日目に入った。

ハマスは外国人を含む人質17人を新たに解放。イスラエルはパレスチナ人受刑者39人を釈放した。

ハマスは26日、イスラエルに対し、一時休戦の期間を延長するよう求める声明を出し、「人質を段階的に解放する代わりに休戦期間の延長を求めていく」と表明した。

イスラエルとハマスの紛争が勃発して以来、ヨルダン川西岸で殺害されたパレスチナ人は250人近くに達した。

ヨルダン川西岸の過激派はユダヤ人入植地への攻撃を強化し、イスラエルの取り締まりに対抗している。

イスラエル軍の報道官は26日、ヨルダン川西岸の洗車場で今年初めにイスラエル人親子を殺害したとみらえるパレスチナの過激派1人を逮捕。その作戦中に銃撃戦となり、他の過激派5人を射殺したと発表した。

それによると、この取り締まりはジェニン難民キャンプで行われ、死亡したのは全員過激派の工作員だという。

報道官は「過激派の爆弾攻撃で陸軍兵士1人が軽傷を負った」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

イスラエル・ハマス紛争におけるパレスチナ側の死者は1万3300人超。イスラエル側では少なくとも1200人が死亡している。

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