◎国際社会はシリアの在イラン領事館に対するミサイル攻撃がイスラエルとイランの戦争に発展する恐れがあると警鐘を鳴らしている。
パレスチナ自治区、ガザ南部ラファの検問所近く(Getty Images)

イランの最高指導者ハメネイ(Ayatollah Ali Khamenei)師の軍事顧問が7日、世界中のイスラエル在外公館が攻撃の対象になっていると警告した。

国営イラン通信(IRNA)は顧問の声明を引用し、「シオニスト政権の大使館は攻撃の対象であり、その安全は保証されていない」と伝えている。

国際社会はシリアの在イラン領事館に対するミサイル攻撃がイスラエルとイランの戦争に発展する恐れがあると警鐘を鳴らしている。

先週発生したこのミサイル攻撃により、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊」の幹部2人を含む数人が死亡。領事館は全壊した。

ハメネイ師はイスラエルを「邪悪なテロ国家」と名指しし、報復を誓った。イスラエルは関与を認めていない。

イスラエルとガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから、7日で半年となった。

ガザの保健当局は7日、イスラエル軍による直近24時間の攻撃で少なくとも38人が死亡したと報告。累計死者数は3万3175人に達した。犠牲者は3分の2は子供と女性とされる。

イスラエル軍もハマスの攻撃により損害を被り続けている。それによると、昨年10月7日以来、600人以上の兵士が死亡したという。

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