◎台風は上陸後に勢力を弱め、温帯低気圧に変わった。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州シドニー郊外(Mark Baker/AP通信)

オーストラリア北東部に台風が上陸し、広い範囲で強風と大雨が観測された。地元メディアが26日に報じた。

それによると、台風は上陸後に勢力を弱め、温帯低気圧に変わった。死傷者は確認されていない。

上陸時の最大瞬間風速は40~50メートル。一部地域で倒木などによる被害が報告されている。

東部クイーンズランド州の気象台はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「台風は勢力を弱めたものの、内陸部に大雨をもたらしている」と書き込んだ。

クイーンズランド州全土に大雨と強風警報が発令されている。気象台は同州北西部で今後数日間の雨量が200ミリを超える可能性があると警告した。

クイーンズランド州の沿岸部は行楽客や観光客に人気だが、この荒天により、全てのキャンプ場が閉鎖され、多くの予約客が休日の予定を変更した。

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