◎東京地方検察庁は安倍氏の不起訴処分を決めた。
◎安倍 晋三 前首相「過去の答弁に誤りがあった責任は私にある。今後も国民の信頼を回復するためにあらゆる努力を重ねていきたい。身を一層引き締めながら研さんを重ねていく」
◎憤慨した野党立憲民主党の辻本 清美副代表は、秘書給与約1,870万円をだまし取った詐欺の罪で2003年に逮捕され、翌年2月に懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けている。
2020年12月24日 AP通信/日本、東京、安倍晋三 前首相

12月25日、衆議院の議院運営委員会に出席した安倍 晋三 前首相は、桜を見る会に関連する一連のスキャンダルについて謝罪した

東京地方検察庁が安倍氏の不起訴処分を決めたことで、野党議員は猛反発している。

安倍氏は健康状態の悪化を理由に今年9月に辞任した。なお、一部のテレビコメンテーターは証拠を提示することなく、「桜スキャンダルで辞任せざるを得なかった。安倍は逃げた」などとコメントしていた。

安倍氏の後継者、菅 義偉 首相は、コロナウイルスの感染状況が悪化しているにも関わらず「ガイドラインを無視」してグループディナーを満喫したと報じられ、今月17日に謝罪している。

安倍氏は桜問題の不正行為に関わったことを否定し、捜査が表沙汰になるまで違法な支払いが行われていたとは知らなかったと述べた。

安倍 晋三 前首相:
「私は経理処理の実態を把握していなかった。しかし、道徳的責任を痛感している。心よりお詫び申し上げる」

「過去の答弁に誤りがあった責任は私にある。今後も国民の信頼を回復するためにあらゆる努力を重ねていきたい。身を一層引き締めながら研さんを重ねていく」

野党議員によると、安倍氏はこれまでに少なくとも118回虚偽の答弁を行ったという。

安倍政権の官房長官を務めた菅氏は、安倍氏が繰り返し述べた説明および発言に誤りがあったことについて、「真剣に受け止めている」と語った。

菅義偉 首相:
「私も安倍氏と彼の事務所から得た情報を信じ、誤った説明をした。申し訳なかった

検察は安倍氏、補佐官、政治支援団体の幹部2名が選挙資金規正法に違反したかどうかを調査していた。

安倍氏の謝罪について立憲民主党の辻本 清美副代表は、「真実を説明するという姿勢はみじんも感じられなかった。議員辞職を求める声もあり、恥じない対応を期待している」と述べた。

辻本氏は秘書給与約1,870万円をだまし取った詐欺の罪で2003年に逮捕され、翌年2月に懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けている

同年7月、執行猶予期間中の辻本氏は参議院議員選挙に無所属で立候補したが落選。しかし、2005年9月の衆議院議員選挙に社民党公認で立候補し、政界復帰を果たした。

ツイッター/@tabineko_25のツイート

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