◎スポーツ観戦やコンサートなどに対する収容制限は3月1日にすべて解除される。
2月23日、チェコ政府はコロナウイルス感染者が順調に減少していることを受け、制限のさらなる緩和に合意した。
ヴァーレク保健相は23日の記者会見で、スポーツ観戦やコンサートなどに対する収容制限を3月1日にすべて解除すると発表した。
またヴァーレク保健相は、医療従事者と老人ホームの職員に課していたPCR検査義務も3月13日に終了すると明らかにした。
地元メディアによると、公共交通機関、医療機関、老人ホームなどでのマスク着用義務も3月13日に終了する予定だという。
チェコの新規陽性は2月初めのピークから減少傾向が続いている。2月22日の新規は約14,000件、直近7日間の平均陽性はピーク時の3分の1まで減少した。
保健当局によると、入院を待っている自宅待機者は22日の時点で3,297人、1週間前から約1,000人少なくなった。
チェコの累計陽性は人口の3分の1に相当する350万件を超えた。累計死亡者は約38,000人。直近7日間の死亡者は約50人。
ワクチンを2回接種した人は人口の約64%、ブースター接種率はまもなく40%に達する見込み。
首都プラハの住民は2020年6月末にカレル橋でグッバイ・コロナウイルスパーティーを開催したが、同年9月末頃から感染が急拡大し、その後も何度か大きな波を経験した。
ミロシュ・ゼマン大統領は昨年10月に体調を崩して緊急入院し、11月末の退院直後にコロナに感染し再び入院した。
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