◎事件後、イスラム過激派組織アル・シャバブが犯行声明を発表した。
2022年年2月19日/ソマリア、中部ヒラーン州ベレトウェインのレストラン前(Getty Images/AFP通信)

2月19日、ソマリア中部ヒラーン州のレストランで自爆テロが発生し、少なくとも15人が死亡、20人が重軽傷を負った。

現地警察の報道官はAP通信の取材に対し、「犠牲者のほとんどが一般人で、負傷した20人は病院に搬送された」と明らかにした。

爆発はヒラーン州の州都ベレトウェインで政治家や地元自治体の関係者に人気のあるレストランで発生した。

ロイター通信によると、死亡した1人は議会選挙に立候補した候補者だったという。

事件後、イスラム過激派組織アル・シャバブが犯行声明を発表した。

ソマリアでは国政選挙の延期と権力争いの影響で緊張が高まっており、各地で爆弾テロが相次いでいる。

アル・シャバブはアルカイダなどとつながりのあるテロ組織で、10年以上にわたってソマリア政府と戦っており、同国の一部を実効支配している。

地元メディアによると、アル・シャバブはこの2週間で2件爆弾テロを決行したという。

ソマリアの議会選挙はモハメド・アブドゥライ・モハメド大統領とローブル首相の権力争いや派閥間抗争の影響で2月末まで延期された。全州の投票は2月25日までに完了する予定と伝えられている。

AP通信によると、ベレトウェインの投票は予定通り2月20日に行われる予定。警察は事件を受け、政府庁舎の警備を強化すると発表した。

ソマリア議会の議員は国民の代表である氏族の長老やその他の代表の投票で選出される。

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