◎警察は24日、殺人未遂の疑いで捜査を開始したと記者団に語った。
ドイツの現地メディアによると、西部ヘッセン州ダルムシュタットのダルムシュタット工科大学内で学生7人が中毒の症状を示し、そのうち6人が病院に搬送されたという。
警察は24日、殺人未遂の疑いで捜査を開始したと記者団に語った。「当局は犯人を追跡しています...」
学生たちは23日に構内の小さな飲食スペースで飲み物を飲んでいた。
警察によると、飲食スペースに置かれていたミルクカートンと水の容器は有害物質に汚染されていたという。ドイツ通信社は当局者のコメントを引用し、「汚染された液体は強い刺激臭を放っていた」と報じた。
警察は学生が摂取したとされる有害物質の詳細を明らかにしなかったが、それをすでに特定していると述べた。また、予防措置として他の建物や施設を捜索したが、有害物質に関連する証拠は見つからず、7人以外に中毒の症状を示した学生はいなかったという。
一方、ダルムシュタット工科大学によると、病院に搬送された6人のうち4人はすでに退院し、残り2人も24日の午後には退院できるという。搬送された6人のうち1人の容体は重篤と伝えられていた。
警察によると、飲食スペースで何かを摂取した学生は吐き気や頭痛を訴え、四肢には変色が見られたという。ドイツ通信社は、影響を受けたとされる7人の足と指は青みがかっていたと報じた。
大学はキャンパスで発生した事件にショックを受けていると述べた。
ヘッセン州の州科学相は、影響を受けた学生が回復することを望んでいると声明を発表した。
検察官のロバート・ハートマン氏は24日の記者会見で、「当局は誰かが意図的に有害物質を入れた可能性があると信じている」と述べた。また、有害物質の情報は進行中の捜査を考慮し、明らかにしなかった。