▽コロンビア内戦の犠牲者は45万人以上と推定されており、その大半が1985年~2018年の戦闘で死亡したとされる。
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コロンビア政府は17日、コロンビア革命軍(FARC)から分離した左翼ゲリラ「FARC-EP」との停戦協定を停止すると発表した。
FARC-EPは2016年に中央政府と和平協定を結んだFARCの分離組織。この協定に反対する勢力が結成した。
政府とFARC-EP間の停戦協定は今週初めに期限切れとなった。延長が期待されていたが、間に合わなかった。
停戦は2023年12月から有効で、何度か延長されていた。現在、双方は72時間以内に、協定に基づき、それぞれの安全確保と保護措置を講じることができる場所に移動しなければならない。
FARC-EPはFARCの元現地指揮官が率い、戦闘員数は約1500人と推定されている。FARCの戦闘員1万3000人以上が2016年の和平協定で武器を置いた。
もうひとつの分離組織である「FARC-EMC」もFARCの別の元指揮官が率いている。
政府はFARC-EMCとも和平交渉を進めている。
コロンビア内戦の犠牲者は45万人以上と推定されており、その大半が1985年~2018年の戦闘で死亡したとされる。
元ゲリラであるペトロ(Gustavo Petro)大統領は2022年の就任以来、ゲリラとの和平交渉を推進してきたが、ほとんど進展を見せていない。
FARC-EPは停戦終了に関して、声明を出していない。
政府は今月初め、南西部ナリーニョ県に拠点を置く武装勢力(構成員約250人)と和平協定を結んだ。