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▽政府のEV補助金廃止と米国の関税の影響で、主要市場からのEV受注が4月に急減したことを受けての措置とみられる。
韓国、現代自動車のロゴ(Getty Images)

韓国の自動車大手「現代自動車」が需要低迷とトランプ関税を受け、韓国国内で一部の電気自動車(EV)の生産を一時停止する。聯合ニュースが18日に報じた。

それによると、同社は4月24~30日までの間、EVの「Ioniq5」と「Kona」を生産している蔚山工場で、一部の生産ラインの操業を停止する予定だという。

聯合ニュースは専門家の話しとして、「政府のEV補助金廃止と米国の関税の影響で、主要市場からのEV受注が4月に急減したことを受けての措置とみられる」と報じた。

現代自動車はこの報道に関するコメントを出していない。

トランプ(Donald Trump)大統領は米国に輸入されるすべての自動車に25%の追加関税を課す布告に署名。これは4月2日に、自動車部品への関税は5月3日までに発効する予定だ。

現代自動車は関税がディーラーに影響を及ぼすのではないかという懸念を和らげるため、今後2ヶ月間、現行モデルの価格を据え置くと発表した。

価格は6月2日まで据え置かれる。

政府は先週、トランプ関税の影響を緩和するため、自動車産業への緊急支援策を発表。25年6月まで自動車購入にかかる税金を現在の5%から3.5%に引き下げる。またEV購入時の補助金は30%から80%に引き上げ、この期間を年末まで延長するとしている。

さらに、自動車産業への25年の資金調達支援を以前の13兆ウォンから15兆ウォン(約1兆5050億円)に引き上げる。

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