▽貸出金利は26%、預金金利は25%に引き下げられた。エコノミストたちは1.5~2.0%の利下げと予想していた。
.jpg)
エジプト中央銀行が17日、政策金利を2.25%引き下げると発表した。
政策委員会は声明で、「今回、5年以上ぶりとなる利下げを実施し、インフレ率の低下により、今後さらなる利下げへの道が開かれた」と述べた。
貸出金利は26%、預金金利は25%に引き下げられた。エコノミストたちは1.5~2.0%の利下げと予想していた。
エジプトの消費者物価指数(CPI)は過去最高の38%を記録した23年9月以降低下傾向にあり、25年1月は24.0%、2月は12.8%、3月は13.6%に低下した。
政策委員会は声明の中で「最近の低下は有利なベース効果、金融引き締め、過去のショックの影響の薄れによるものだと考えている」と述べた。
また委員会は「2025年と26年も最近実施された財政見直しや計画されている財政再建策に助けられ、インフレ率は緩やかに低下し続ける」と予想した。
中銀のデータによると、M2マネーサプライ(市場に流通している通貨の量を測る指標)は拡大を続け、2月末までの1年間で過去最高の33.9%に達した。