▽バングラはかつて東パキスタンと呼ばれ、9か月に及ぶ戦争の末、1971年に独立を勝ち取った。
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バングラデシュとパキスタンが17日、15年の空白を経て二国間協議を再開した。
バングラは昨年8月に失脚したハシナ(Sheikh Hasina Wajed)前首相の下、あらゆる分野で隣国インドとの関係を拡大してきた。
政変後、暫定政府を率いるノーベル平和賞受賞者のユヌス(Muhammad Yunus)首相はインド政府がハシナ氏を匿っていると批判し、身柄を引き渡すよう要求している。
この結果、バングラとインドの関係は急速に悪化した。
ユヌス氏はインドのライバルであるパキスタンとの関係改善を模索している。
この数カ月、ユヌス彼はパキスタンのシャリフ(Shehbaz Sharif)首相と数回会談。バングラ軍高官も1月にパキスタンを訪問し、陸軍大将と会談した。
2月にはバングラ海軍がカラチ沖でパキスタンが主催した多国籍演習に参加した。
ハシナ氏の退任後、バングラとパキスタンは50年以上ぶりに直接貿易を再開。両国間の直行便も間もなく再開される見込みだ。
一方、インドは医療上の緊急事態を除いて、バングラ人へのビザ発給を停止している。
バングラ首相府の報道官は17日、パキスタンの外相らが首都ダッカを訪れたことについて、「政府はパキスタンの代表団に対し、未解決の問題を提起した」と明らかにした。
これにはバングラ独立戦争中の1971年にパキスタン軍が犯したとされる残虐行為に対する公式の謝罪も含まれている。
バングラはかつて東パキスタンと呼ばれ、9か月に及ぶ戦争の末、1971年に独立を勝ち取った。
ハシナ氏は独立戦争中、パキスタン兵によって約300万人が殺害され、約20万人の女性が強姦されたとして、パキスタンを定期的に批判してきた。パキスタンはこれを否定し、公式に謝罪したことはない。