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▽外国人向け販売は11.5%減の574件。ロシア人が最も多く、イランとウクライナが続いた。
トルコ、最大都市イスタンブール(Getty Images)

トルコの3月の住宅販売件数は前年同月比5.1%増の11万795件となり、そのうち住宅ローン付き販売件数は41.5%増の1万8225件となった。統計局が16日、明らかにした。

それによると、外国人向け販売は11.5%減の574件。ロシア人が最も多く、イランとウクライナが続いた。

トルコ国民は伝統的に、好んで不動産に投資してきた。しかし、海外の富裕層が参入することで物件価格が高騰し、収益率が低下。高い住宅ローン金利も購買意欲を削いでいる。

中央銀行のカラハン(Fatih Karahan)総裁は先週、トランプ関税で世界貿易の不確実性が高まる中、「トルコの消費者物価指数(CPI)は低下傾向が続いている」という見方を示した。

中銀は今年、政策金利である1週間物レポ金利を42.5%まで引き下げたが、その後、イスタンブール市長が逮捕され、通貨リラと株価が急落。中銀は金融引き締めを再開し、金利を46%に引き上げた。

次回の金融政策決定会合は4月17日に予定されている。

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