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▽エクアドルの捜査当局は昨年4月、首都キトの在メキシコ大使館に押し入り、グラス元副大統領を逮捕した。
2024年4月5日/エクアドル、首都キトの在メキシコ大使館に押し入る捜査当局(AP通信)

メキシコシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は16日、エクアドルのノボア(Daniel Noboa)大統領が在任する限り、エクアドルとの外交関係を回復することはないと表明した。

エクアドルの捜査当局は昨年4月、首都キトの在メキシコ大使館に押し入り、グラス(Jorge Glas)元副大統領を逮捕した。

両国はその後、国交を断絶した。

グラス氏は2023年12月からメキシコ大使館に滞在し、エクアドル警察が大使館を襲撃して身柄を拘束する直前に亡命を許可された。

エクアドル政府は国際法上、告発に直面している人々に亡命を許可すべきではないため、グラス氏の亡命申請は違法であると主張している。

グラス氏は2016年の大地震後の復旧・復興活動を主導した際、複数の汚職に関与し、さらに他の贈収賄事件でも有罪判決を受けている。

2件の汚職事件で有罪判決を受けたグラス氏は23年12月、別の汚職事件で逮捕状が出たことを受け、メキシコ大使館に逃げ込んだ。政治亡命は24年4月5日に認められた。

エクアドルで13日に行われた大統領選決選投票では現職のノボア氏が大差で勝利した。

シェインバウム氏はノボア氏の対抗馬である左派のゴンザレス(Luisa Gonzalez)氏を公然と支持し、再集計を要求した。

トランプ(Donald Trump)米大統領はソーシャルメディアに声明を投稿。ノボア氏に祝意を表した。

米国務省も声明を出し、選挙は自由・公正であったと述べた。

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