◎ボスニア、セルビア、クロアチアは大型車の移動を禁止し、大雪の影響を受けつつある道路の交通量を制限している。
2024年12月24日/ボスニア・ヘルツェゴビナ、首都サラエボ(AP通信)

バルカン半島の広い範囲が大雪に見舞われ、各地で停電などの被害が報告されている。

ボスニア・ヘルツェゴビナでは24日、大雪の影響で数万戸が停電。近隣のクロアチアとセルビアでも停電と大渋滞が発生した。

スロベニアでは首都リュブリャナの北方に位置するアルプス山脈でハンガリー国籍の男性スキーヤーが行方不明になっている。地元当局は24日、天候不良により、捜索を一時中断した。

当局は23日、同行者の女性を救助し、安全な場所に移したが、男性の行方は分からず、強風のためヘリコプターも使用できなかった。

クロアチアの高速道路を含む、周辺国を結ぶいくつかの主要ルートが積雪により閉鎖され、各国当局が外出を控えるよう勧告している。

ボスニア、セルビア、クロアチアは大型車の移動を禁止し、大雪の影響を受けつつある道路の交通量を制限している。

ボスニアの一部では雪のために鉄道が全面的にストップした。

ボスニアの国営電力会社は山間部の送電鉄塔と配電柱が雪崩により損壊したと報告。一部地域で停電が発生し、復旧の見通しは立っていないという。

ボスニアのメディアは西部地域の幹線道路で数十台の車両が10時間ほど立ち往生したと伝えた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク