▽この空港は米ミネソタ州と加マニトバ州に位置し、滑走路上に国境がある。
米国とカナダの国境をまたぐ「パイニー・パインクリーク国境空港」が12月27日に閉鎖される。現地メディアが24日に報じた。
この空港は米ミネソタ州と加マニトバ州に位置し、滑走路上に国境がある。
現地メディアによると、この空港は70年前に運用を開始し、27日付けでその歴史に幕を下ろすことが決まったという。
ミネソタ州運輸局は今月初旬の声明で、「この空港は利用者が非常に少なく、多額の維持費に直面していた」と述べた。
空港の運営に必要な免許は12月26日に期限切れとなる。米国とカナダ側の空港所有者は免許を更新しないことを決めたという。
同空港は1953年に開港、1978年に滑走路を増設。国境をまたぐ6つの空港のうちのひとつで、舗装された滑走路を持つのはこの空港だけである。
現地メディアによると、狩猟や釣りをするためにカナダを旅行する米国人がよく利用していたという。
国際協定に基づき、この空港の職員は通常の税関手続きを経ずに両国を行き来することが許されている。