◎ホーチミンは長年、慢性的な交通渋滞に悩まされ、交通インフラの整備が喫緊の課題となっている。
ベトナムの最大都市ホーチミンで22日、同国初の地下鉄が開業し、数万人が市内の駅に殺到した。
この路線はホーチミンの中心部と郊外を結び、日本の支援を受け建設された。
ホーチミンは長年、慢性的な交通渋滞に悩まされ、交通インフラの整備が喫緊の課題となっている。
現地メディアによると、市内の各駅には長蛇の列ができたという。
満員の車内で自撮り写真を撮った男性はAFP通信の取材に対し、「工事が遅れていたことを知っていたが、それでも無事開業できたことを嬉しく思う」と語った。
伝統衣装アオザイを着た女性は地元テレビ局のインタビューで、「地下鉄は大都市のシンボルであり、ホーチミンが日本の東京のようになることを望んでいる」と述べた。
この地下鉄開業には17年を要した。政府は2007年にこの建設を承認。当初の建設費用は6億6800万ドルであったが、最終的な費用は17億ドルに達した。
建設工事は2012年に始まり、17年までに開業する予定であった。