◎29日にオープンした米コーヒーチェーン大手スターバックス金浦店ではコーヒーを飲みながら静かな北朝鮮の山村を眺めることができる。
韓国の金浦市に北朝鮮の雄大な自然や集落を眺めることができるコーヒー店がオープンした。
29日にオープンした米コーヒーチェーン大手スターバックス金浦店ではコーヒーを飲みながら静かな北朝鮮の山村を眺めることができる。
同店は北朝鮮領から1.6キロも離れていないが、弾道ミサイルや砲弾が飛んでくる可能性は低い。
同店は北を眺めることができる展望台内にある。
テーブルと窓は北に面しており、29日のオープニングには約40人が訪れた。
金浦市は声明で、「スターバックス受け入れは観光地として国境施設を開発する努力の一環であり、この店はこの象徴的な資本主義ブランドの存在を通して朝鮮半島の強固な安全保障を象徴している」と述べた。
この展望台は1950~53年にかけての朝鮮戦争で激戦地となった丘の上に建てられた峨嵋峰公園の主要施設である。
公園には庭園、展示場、会議場、戦死した兵士に捧げられた記念碑などがある。
金浦をはじめ坡州のような韓国の国境都市は朝鮮半島の緊張が高まる中にあっても、国境の開発を試みてきた。
北の金正恩(Kim Jong Un)党総書記は韓国への圧力を高めようとし、挑発すれば核兵器で攻撃すると脅している。
またキムはゴミ風船を韓国に飛ばしたり、ソウル空港近くの国境地帯からGPS信号を妨害するなど、韓国に対して心理戦や電子戦を行っている。