◎この老人ホームには82人が入居していた。
スペイン北部サラゴサ近郊の老人ホームで火災が発生し、少なくとも10人が死亡、負傷者が出た。警察が15日、明らかにした。
現場はサラゴサから約28キロ離れたビジャフランカ・デ・エブロ。午前5時前に出火したとみられる。
火災の原因は分かっていない。消防が消火に当たり、数時間後に鎮火した。
地元メディアによると、この老人ホームには82人が入居していたという。
アラゴン州首相室は声明で、「複数人が負傷し、病院に搬送され、うち2人が重体と報告を受けている」と述べた。
ビジャフランカ・デ・エブロの市長は記者団に対し、「多くの入居者が煙を吸いこみ、病院に搬送された」と語った。
警察によると、亡くなった10人の死因は調査中。一酸化炭素中毒とみられる。身元は明らかになっていない。
サンチェス(Pedro Sánchez)首相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。