◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は13日午後の時点で3365人、負傷者は1万4344人。
イスラエルが13日、レバノン・ベイルート南郊を空爆し、少なくとも8人が死亡、多数の行方不明者が出ている。
レバノン当局によると、イスラエル軍はベイルートの南方に位置する集落とその周辺地域を少なくとも4回空爆したという。
レバノンの過激派ヒズボラは13日、テルアビブ中心部にあるイスラエル軍本部と国防省にミサイル・ドローン攻撃を仕掛けたと主張した。被害の情報はない。
イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への攻撃も継続している。
国連によると、イスラエル軍に包囲されているガザ北部への支援物資搬入は今月、わずか1回しか許可されていないという。
イスラエル軍は1カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は13日午後の時点で4万3712人、負傷者は10万3258人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は13日午後の時点で3365人、負傷者は1万4344人。
レバノン政府の交渉官が米ワシントンDCからの新たな停戦提案の可能性を待つ中、イスラエル軍は2日連続でベイルート南郊を標的にした。
レバノン保健省によると、13日早朝以降の空爆で複数の建物が全壊し、子供3人を含む少なくとも8人が死亡、多数が瓦礫の下敷きになったとみられる。
一方、ヒズボラはパレスチナ人との連帯を理由にイスラエル・テルアビブに向けてミサイルと自爆ドローンを発射したと主張した。
現地メディアによると、テルアビブ近郊で空襲警報が鳴ったものの、被害の情報はないという。
イスラエル軍は13日の声明で、「空挺部隊がベイルート地域にあるヒズボラの武器貯蔵施設と司令部9ヶ所を破壊した」と発表した。
またイスラエル軍はヒズボラがイスラエル領内に向けて40発のロケット弾を発射し、その一部を撃墜、残りは空き地などの無人地帯に落下したと明らかにした。