◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は11日午前の時点で4万3603人、負傷者は10万2929人となっている。
イスラエル軍が11日、パレスチナ・ガザ中部ヌセイラトの難民キャンプを含む全域を空爆、砲撃し、少なくとも30人が死亡、多数の負傷者が出ている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、ヌセイラトの難民キャンプにはイスラエル軍の戦車部隊が入ったという。
イスラエル軍は1カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。
ヌセイラトの医療当局はカタールの衛星テレビ局アルジャジーラの取材に対し、「11日の空爆と地上攻撃に巻き込まれて命を落とした20人の遺体を預かっている」と語った。
北部ベイトラヒヤではイスラエル軍の空爆で4人が死亡、複数人が瓦礫の下敷きになったと伝えられている。
ガザ市の中心部でも空爆が確認された。死傷者の情報はない。
ベイトラヒヤ近郊の病院ではイスラエルのドローン攻撃により、3人の医療従事者が負傷した。
イスラエル軍はレバノンの過激派ヒズボラへの攻撃も継続している。レバノン保健省は11日、北部のアパートにミサイルが着弾し、少なくとも14人が死亡、15人が負傷したと明らかにした。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は11日午前の時点で4万3603人、負傷者は10万2929人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は11日午前の時点で3189人、負傷者は1万4078人。