◎昨年10月にガザ紛争が始まって以来、レバノン全土の死者は3103人、負傷者は1万3856人となった。
イスラエルによるレバノン侵攻の死者が3100人を超えた。レバノン保健省が7日、明らかにした。
イスラエル軍は同日、南部シドンを含む複数の地区を空爆。レバノン保健省によると、過去24時間で少なくとも53人が死亡、161人が負傷したという。
これにより、昨年10月にガザ紛争が始まって以来、レバノン全土の死者は3103人、負傷者は1万3856人となった。
イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への攻撃も継続中だ。同軍は1カ月に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
レバノンの過激派ヒズボラはイスラエル軍がガザ地区から撤退するまで戦闘を続けると誓っている。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、レバノン南部シドンの空爆で国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のマレーシア人兵士5人とレバノン兵3人、一般市民3人が負傷したという。
UNIFILは声明で、平和維持要員や民間人を危険にさらす行動を避けるようイスラエルに求めた。
UNIFILは2000年5月に国連によって引かれたブルーライン(停戦ライン)沿いの敵対行為を監視している。
アルジャジーラによると、イスラエル軍はブルーライン沿いにあるUNIFILの検問所を攻撃したという。
UNIFILの基地や施設はイスラエル軍とヒズボラの戦闘が激した先月初め以来、20回近く攻撃を受けている。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は6日午後の時点で4万3469人、負傷者は10万2561人。