◎逮捕に関連して、450人以上の警察官が20の施設を家宅捜索した。
ドイツ連邦検察が極右過激派組織のメンバー8人を逮捕した。検察が5日、明らかにした。
それによると、容疑者の中には未成年者が含まれており、人種差別的、反ユダヤ的、終末論的な思想を特徴とする「ザクセン分離主義者(Sächsische Separatisten)」と呼ばれる約15〜20人のグループの一員であったという。
そのメンバーは自由民主主義に対する深い拒絶で一致し、ドイツが崩壊に近づいていると信じているとのこと。
このグループは東部ザクセン州や他の地域で権力を掌握し、国家社会主義に触発された政府と社会構造を確立することを企てていたとされる。
法務省は声明で、「彼らの計画には民族浄化も含まれていた」と述べた。
また同省は「今回の摘発は我が国の民主主義と自由で民主的な秩序が多方面から脅威にさらされていることを思い起こさせるものだ」と強調した。
検察によると、8人のうち7人はザクセン州内の別々の場所で、首謀者とされる男はポーランドで逮捕されたという。
逮捕に関連して、450人以上の警察官が20の施設を家宅捜索した。
警察は8人の身元と認否を明らかにしていない。