◎首都ミンスク近郊の飛行場に駐機していたロシア軍のベリエフA50は昨年2月、ドローン攻撃を受け半壊した。
ベラルーシ、首都ミンスク(Getty Images)

ベラルーシ・ミンスクの裁判所が飛行場に駐機していたロシア軍のレーダー機を損傷させたとして、12人の被告に実刑判決を言い渡した。国営ベルタ通信が4日に報じた。

それによると、被告は全員ベラルーシ国外に逃亡しており、被告人不在の欠席裁判となった。

首都ミンスク近郊の飛行場に駐機していたロシア軍のベリエフA50は昨年2月、ドローン攻撃を受け半壊した。

この機にはウクライナに侵攻したロシア軍部隊向けの装備が積み込まれていた。

事件後、ベラルーシの元兵士で構成される反体制派が犯行声明を出した。

一部メディアは実刑判決を受けた12人のうち7人は国外逃亡中と報じている。ベルタは欠席裁判と報じた。

12人のうち4人はテロ罪で禁固15~25年、残り8人はより軽い罪で禁固2年3カ月~15年の刑となった。

ベラルーシはロシアの同盟国であり、ウクライナ侵攻を支援。この数年、西側諸国の厳しい経済制裁により経済が低迷している。

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