◎16歳の少年と14歳の少女が「酸」のような液体をかけられ、重傷を負った。
2024年10月1日/イギリス、ロンドンのウェストミンスター、学生2人が襲撃を受けた現場近く(AP通信)

イギリス・ロンドンのウェストミンスターにある学校の近くでスクーターに乗った男が10代の若者2人に液体かけ、逃亡した。警察が1日、明らかにした。

それによると、16歳の少年と14歳の少女が「酸」のような液体をかけられ、重傷を負ったという。

2人は市内の病院に搬送され、治療を受けている。

メトロポリタン警察は声明で、「事件は9月30日午後、市内のウェストミンスター・アカデミー近くで発生。14歳の少女は人生を変えるような大きなケガを負った」と述べた。

16歳の少年は中程度のケガで入院中。2人を助けるために駆けつけた教師も液体に触れ病院に搬送されたが、退院した。

警察が周辺の防犯カメラを確認するなどして、容疑者を探している。

警察によると、現場で対応に当たった警察官2人が体調不良を訴え、病院に搬送されたものの、その日のうちに退院したという。気化したガスを吸った可能性がある。

学校は1日も休校。オンラインで授業を行っている。

警察によると、容疑者はマスクを着用し、顔を隠していたという。散布された液体の詳細は明らかになっておらず、警察が調べている。

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