◎現場は同州ピサ市。生後5か月の乳児とその祖母が流された。
イタリア中部トスカーナ州が大雨による洪水に見舞われ、外国人観光客2人が行方不明になっている。現地メディアが24日に報じた。
それによると、現場は同州ピサ市。生後5か月の乳児とその祖母が流されたという。
乳児の両親と祖母は滞在していた建物の屋上からヘリ部隊によって救助された。
州消防局は声明で、「行方不明になっている外国人観光客2人を捜索している」と述べたが、国籍には言及しなかった。
現地メディアによると、ピサ市近郊を流れる河川の堤防が決壊し、市の広い範囲が冠水。水の高さが1メートルに達した場所もあるという。
州政府は冠水地域の住民に対し、建物の高い場所にとどまり、救助を待つよう促した。
現地メディアによると、ピサ市がこの規模の洪水に見舞われたのは1928年以来、約100年ぶり。
イタリア北部エミリアロマーニャ州も先週、洪水が発生し、1000人以上が被災した。