◎韓国軍は19日、北が前日に発射した弾道ミサイルと巡航ミサイルの両方が北東部の山岳地帯に着弾したと明らかにしていた。
北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は19日、金正恩(Kim Jong Un)党総書記が2種類のミサイルの発射実験を監督し、見事に成功させたと報じた。
それによると、1つは「超大型通常弾頭」を搭載するように設計されたもの。もう1つは核弾頭を搭載できるという。
KCNAはキムがダミーの「4.5トンの超大型通常弾頭」を搭載した、北が新たに製造した弾道ミサイルの発射を監督したと報じた。
それによると、この実験は320キロ先の標的を正確に攻撃する能力を確認するためのもの。韓国内の拠点を攻撃することを目的とした兵器であると示唆している。
KCNAはキムが改良型の戦略巡航ミサイルの発射も監督したと報じている。
KCNAによると、キムは実験の後、「核戦力の強化」を継続し、「通常兵器の分野でも圧倒的な攻撃力」を獲得する必要性を強調したという。
またKCNAはキムの発言を引用し、「強力な軍事力を持ってこそ、敵の侵略の意図を阻止することができる」と強調した。
KCNAは地上の標的に命中したとされるミサイルの写真を公開した。韓国軍は19日、北が前日に発射した弾道ミサイルと巡航ミサイルの両方が北東部の山岳地帯に着弾したと明らかにしていた。
北は通常、東海岸沖から日本海に向けてミサイルを試射する。陸上の標的にミサイルを発射したのは極めて異例だ。