◎BRICSは来月ロシアで開催される会合で加盟申請国について話し合う予定だ。
ロシアのプーチン大統領(右)とトルコのエルドアン大統領(Getty Images)

ロシアのオベルチュク(Alexei Overchuk)副首相は18日、トルコの新興5カ国(BRICS)への加盟を支持すると表明した。

オベルチュク氏は訪問先のパキスタン・イスラマバードで記者団の取材に応じ、BRICSへの加盟を申請したトルコを大切な友人と呼んだ。

BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国によって2006年に設立され、2010年に南アフリカが加盟。昨年イラン、エジプト、エチオピア、UAE(アラブ首長国連邦)の4カ国が加わり、サウジアラビアも加盟を検討中、パキスタン、アゼルバイジャン、マレーシア、そしてトルコが正式に加盟を申請した。

オベルチュク氏は会見の中で、「もちろん、パキスタンの加盟も完全に支持する」と表明した。

オベルチュク氏はシャリフ政権の閣僚や陸軍の参謀総長らと会談し、二国間貿易と経済関係をさらに強化することで合意した。

パキスタンは米国との関係を維持する一方、ロシアとの商業関係も強化している。

パキスタンのカーン(Imran Khan)元首相はロシアによるウクライナ侵攻が間近に迫っていた2022年2月にモスクワを訪れ、プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談した。

それ以来、パキスタンは和平交渉による紛争解決を望んでいるものの、ロシアの侵攻を非難することは避けている。

BRICSは来月ロシアで開催される会合で加盟申請国について話し合う予定だ。

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