◎事件は18日朝の通学時間中に発生。男児を刺したとされる男が逮捕された。
中国・深セン市の日本人学校に通う10歳の日本人男児が男に刺された事件について、日本政府は19日、この男児が亡くなったと明らかにした。
事件は18日朝の通学時間中に発生。男児を刺したとされる男が逮捕された。
上川（Yoko Kamikawa）外相は19日、亡くなった男児に哀悼の意を表し、中国政府に対し、事件の詳細を公表したうえで、予防措置を取るよう求めたと明らかにした。
中国当局は容疑者の身元と認否を明らかにしていない。
上川氏は中国にある日本人学校に対し、安全対策を見直すよう求めたとしている。
また上川氏は中国政府に対し、再発防止に全力を尽くすよう強く要請した。
外務省によると、男児は深セン日本人学校の門から約200メートル地点で男に刺されたという。
中国では日本人が襲撃される事件が相次いでいる。
6月24日には南東部の江蘇省蘇州市で日本人学校のスクールバス停留所で殺傷事件が発生。犯人を止めようとした中国人女性が死亡、日本人の母親とその子供が負傷した。
