◎独裁者のルカシェンコ大統領は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。
ベラルーシ、首都ミンスク(Getty Images)

ベラルーシの数十人の教師が治安当局に拘束され、尋問を受けている。ベラルーシの人権団体「ビアスナ人権センター」が18日、明らかにした。

それによると、これは反体制派に対する広範な弾圧の一環であり、今月初めから始まったという。

ビアスナの広報担当はAP通信の取材に対し、「拘束されたり取り調べを受けたりした教師は全員、ベラルーシ国家保安委員会(KGB)が8月に過激派組織であると宣言した、オンラインの教師教育プロジェクトに参加している」と語った。

このプロジェクトは教育における技術革新などを推奨、参加者に授業計画を提案していた。数百人の教師が参加している。

ビアスナは拘束された教師の数を明らかにしなかった。

このプロジェクトはテレグラムに投稿した声明で、ベラルーシ在住の参加者全員に登録を取り消すよう勧告した。

独裁者のルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は1994年に就任して以来、一貫して野党、人権団体、独立系メディアを弾圧してきた。

2020年の大統領選では結果に抗議するデモを力でねじ伏せ、6万5000人以上を逮捕、数千人を暴行した。現在、野党の重要人物は刑務所に収監されているか、国外に逃亡している。

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