◎アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタン中部ゴール州郊外でイスラム国(ISIS)の戦闘員が少数民族ハザラ人のグループを襲撃、14人が死亡、6人が負傷した。タリバン当局が13日、明らかにした。
現地メディアによると、タリバンが声明を出す前にISISが犯行声明を出したという。
国営イラン通信(IRNA)は外務省関係者の話しとして、「テロリストはイラクから帰国したシーア派教徒を迎えた人々を標的にした」と報じている。
アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。標的はタリバンの治安部隊や少数派のシーア派教徒などである。
現地メディアによると、中部ダイクンディ州郊外の集落で2人の葬儀が執り行われたという。
犠牲者の1人の親族はAP通信の取材に対し、「治安維持の責任は政府にあり、このような事態を避けるべきである」と語った。
タリバンのムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官はこの攻撃を「野蛮な行為」と強く非難。「治安当局は市民の命とその財産を保護するために全力を尽くす」と約束した。
またムジャヒド氏は「警察が容疑者を追跡している」と述べた。
ISISはスンニ派のアマーク(Aamaq)通信に声明を掲載。数十人を殺害したと主張している。