◎2年前、バリア社は5人のダイバーでパイプラインの修理を実施。作業開始直後、5人はパイプラインに吸い込まれ、うち4人が死亡、1人が生還した。
中米トリニダード・トバゴの国営燃料会社の幹部2人が2022年にダイバー4人が死亡した事件に関連し、15件の罪に問われている。地元メディアが12日に報じた。
それによると、トリニダード・ペトロリウム・ホールディングスの子会社であるパリア燃料貿易のマネージャー2人は労働安全衛生法違反などの罪に問われている。
2人は11日、首都ポートオブスペインの裁判所で無罪を主張した。
さらに、パリア社がパイプラインの修理を請け負った企業の取締役も起訴された。
2年前、バリア社は5人のダイバーでパイプラインの修理を実施。作業開始直後、5人はパイプラインに吸い込まれ、うち4人が死亡、1人が生還した。
審問は来年1月に予定されている。
政府の調査委員会は今年初め、バリア社がダイバーたちを「ほとんど、あるいはまったく救助しようとしなかった」と結論付け、検察に過失致死罪での起訴を勧告した。
犠牲者の遺族は訴訟の結果を待つ間、バイア社に補償を要求している。