◎下院における自由党の議席数は154。保守党は119議席、NDPは24議席、ブロック・ケベコワは32議席となっている。
カナダのトルドー首相(右)と新民主党のジャグミート・シン党首(Getty Images/AFP通信)

カナダ与党・自由党との連立を解消した新民主党(NDP)のシン(Jagmeet Singh)党首が5日、総選挙が前倒しされる可能性に言及した。

シン党首は前日、トルドー(Justin Trudeau)首相の自由党との連立を解消したとSNSに投稿。「自由党の政策は国民を傷つけている」と批判した。

シン党首はトロントの記者団に対し、この決断が2025年10月までに行われる総選挙の日程を早める可能性があると認めた。

NDPの離脱により、自由党は下院(定数338)で過半数を失った。地元メディアによると、最大野党・保守党がすぐに不信任決議案を提出する可能性は低いという。

シン党首は「不信任案が提出された場合、反対票を投じるか」という質問を受けたが、明言を避けた。

NDPの離脱により、自由党は法案を成立させるために少なくとも1つの政党の支持を得る必要がある。

下院における自由党の議席数は154。保守党は119議席、NDPは24議席、ブロック・ケベコワは32議席となっている。

今回の離脱により、NDPは自由党により多くのリベラルな法案を迫るとみられる。

次の選挙は2025年10月までに行われる。今後の採決に関するNDPの決定次第ではトルドー氏が解散を決め、総選挙の日程を前倒しする可能性がある。

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