◎両陣営はマイクをめぐって口論となり、最初で最後の直接対決が頓挫する恐れも出ていたが、最悪の事態は回避したようだ。
ハリス(Kamala Harris)米副大統領とトランプ(Donald Trump)前大統領が9月10日に予定されている大統領選TV討論会のルールで合意した。
イベントを主催するABCによると、両陣営は発言しない側のマイクを切ることで合意したという。
ハリス陣営はマイクミュートに難色を示していた。
両陣営はマイクをめぐって口論となり、最初で最後の直接対決が頓挫する恐れも出ていたが、最悪の事態は回避したようだ。
ABCによると、トランプ氏がスクリーンの左側に立つという。
討論会の時間はこれまでと同じ90分。フィラデルフィアのナショナル・コンスティテューション・センターで行われる。聴衆はいない。
ハリス陣営は当初、マイクをつねにオンにするよう求め、「発言を遮るトランプ氏の絶え間ない嘘にリアルタイムで対処する機会を与えよ」と主張していた。
ABCによると、ハリス陣営はABCに宛てた書簡の中で、「ミュートを望んでいないが、討論会の開催を危うくすることも望んでいない」と述べたという。
トランプ氏は先週、マイクは「恐らく」ずっとオンのままだが、前回と同じになるんじゃないかと述べていた。
バイデン(Joe Biden)大統領は再選を断念する前、トランプ氏が発言中に割り込むのを阻止するため、発言しない側のマイクをミュートにするよう求め、認められた。
トランプ氏はABC以外のメディアでも討論会を開きたいと述べているが、ハリス陣営は応じていない。副大統領候補の討論会は10月1日の予定。CBSが主催する。