◎次の選挙は2025年10月までに行われる。
カナダの新民主党(NDP)が4日、トルドー(Justin Trudeau)首相の与党・自由党との連立を解消した。
NDPのシン(Jagmeet Singh)党首はSNSに声明を投稿。「取引は終わった」と書き込んだ。
これにより、総選挙が前倒しされる可能性が高まった。
複数の地元メディアの世論調査によると、トルドー政権の支持率は30%を下回っている。
NDPの離脱により、自由党は議会で過半数の議席を欠き、法案を成立させるためには少なくとも1つの政党の支持が必要になった。
地元メディアによると、トルドー氏の不信任決議案が提出される可能性は低そうだ。
NDPは自由党のリベラルな法案に賛成票を投じると予想されている。この離脱により、NDPは自由党により多くの法案を迫るとみられる。
次の選挙は2025年10月までに行われる。今後の採決に関するNDPの決定次第では、総選挙の日程が早まる可能性もある。
トルドー氏は次の選挙でも党を率いるつもりと述べている。自由党は2015年から政権を担っているが、頑固なインフレの影響で支持率を落としている。