◎陸軍部隊は26日、北部ヌエバエシハ州郊外の集落で左翼ゲリラを発見。銃撃戦となり、3人の司令官を含む10人を殺害した。
フィリピン軍が少なくとも10人の共産主義ゲリラを殺害した。軍と治安当局が28日、明らかにした。
それによると、陸軍部隊は26日、北部ヌエバエシハ州郊外の集落で左翼ゲリラを発見。銃撃戦となり、3人の司令官を含む10人を殺害したという。
陸軍報道官はAP通信の取材に対し、「毛沢東主義派とみられるゲリラの戦闘員10人を無力化し、ライフル13丁とピストルを押収した」と語った。
また報道官は部隊を称賛する一方、ゲリラが全員死亡したことに悲しみを表明した。「部隊は彼らに降伏し、普通の生活に戻るよう訴えたが、失敗しました...」
ヌエバエシハ州には左翼ゲリラの拠点があるとされるが、その規模はこの数十年で大きく縮小し、現在、毛沢東主義派の戦闘員は50人を下回ったと推定されている。
フィリピン政府と反乱軍の和平交渉を仲介するノルウェーは昨年11月、首都オスロで会合を開いた。それによると、双方は交渉を再開することで合意したという。
しかし、その後も交渉が再開したという情報はない。